子ども達の体験用に畑を探しています!
こちらです。
子ども達の芋掘り&焼き芋体験用に畑を貸してくれる方いらしゃいませんか。全ての子ども達が使うと3000坪くらい必要になりそうなので、小さな畑をたくさん借りたいです。都下、千葉(市川・船橋周辺)で探しています。
— 貞松成 (@Joe_Sadamatsu) 2019年1月3日
少し思い出したことがあるので食育について個人的に思うことを書いてみます。

ラーメン食べたことないです。あんなもん美味しいと思うようになったら料理人の負け
日本の料理人に辻嘉一(つじかいち)さんという方がいます。栄養士や調理師の方なら知っている人もいるかもしれません。この方が昔、NHKの「あの人に会いたい」という番組で自身の食に対しての思いを話しておられていました。
その一部の映像が公開されています。
NHKアーカイブス「あの人に会いたい 辻嘉一 」
https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0016010096_00000
冒頭で「ラーメン食べたことないです。あんなもん美味しいと思うようになったら料理人の負けですがな(笑)」と言っています。リンク先の映像ではなぜラーメンを食べないかという説明はカットされていますが理由はこうです。
「ラーメンには季節感がないから」
その後に辻嘉一さんはこう続けて言います。(映像ではカットされています)
「そもそも料理には「旬」というものがある。そして暦の月にも上旬、下旬、中旬というように「旬」がありそれぞれ10日間しかない。同じように食材の「旬」も一年で10日しかないもので、我々料理人は一番美味しい10日間の食材を提供するのが仕事だ」
この考え方は食材の「旬」についての重要性を強調するための話で事実とは違うのかもしれません。でも僕はこの話、嫌いでは無いんです。日本人の季節と食の関係の深さを示すエピソードだと感じるからです。
(ちなみに僕はラーメンもカレーライスもハンバーガーも好きですし、うちの子どもも大好きです)

保育所における食育に関する指針
厚生省の「保育所における食育に関する指針」には「食育の目標」として以下の5つの項目が記載されています。
楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0604-2k.pdf
① お腹がすくリズムのもてる子ども
② 食べたいもの、好きなものが増える子ども
③ 一緒に食べたい人がいる子ども
④ 食事づくり、準備にかかわる子ども
⑤ 食べものを話題にする子ども
またこの指針の「3歳以上児の食育のねらい及び内容」として「食と健康」 「食と人間関係」 「食と文化」 「いのちの育ち」があり、「食と文化」の内容として以下の5つをあげています。
① 食材にも旬があることを知り、季節感を感じる。
② 地域の産物を生かした料理を味わい、郷土への親しみを持つ。
③ 様々な伝統的な日本特有の食事を体験する。
④ 外国の人々など、自分と異なる食文化に興味や関心を持つ。
⑤ 伝統的な食品加工に出会い、味わう。
⑥ 食事にあった食具(スプーンや箸など)の使い方を身につける。
⑦ 挨拶や姿勢など、気持ちよく食事をするためのマナーを身につける。
とは言え認可保育園は、離乳食やアレルギー対応、ハラルなどの宗教食対応など「楽しく食べる」以前に食の安心・安全の確保だけでもかなり大変な状態です。
そう考えると現在の日本で旬や食文化を意識した食事をすることは意外と難しいですし、どの保育園も同じように悩まれているのではないかと想像します。

食育に関する専門性への取り組み
当社には職員の専門性向上のための取り組みとしてPIQ(Progress In Quality)という査読付き論文提出をサポートする制度があります。PIQは大きく5つのカテゴリーに分けられており、そのひとつに「食育PIQ」があります。(PIQのカテゴリーは保育・障害・介護・食育・共生)現在も当社栄養士が摂食機能の改善や子どもの食べ物に対する嗜好等について研究を行なっています。
とはいえ当社の食育に関する取り組みは全体としてはまだまだです。今後は個々人の専門性獲得の取り組みサポートだけでなく「食育の目標」に掲げられている5つの目標に少しでも近づけるように色々な取り組みを検討しています。近いうちに発表ができるようにがんばりたいと思います。
衣食住で一番身近なのは「食」
ところで現在の日本では食を文化として感じる事が難しいと書きましたが、一方で「衣・食・住」を日本の文化・伝統という切り口で見ると「食」が一番身近に日本の文化を感じる事ができるものでもあります。
例えば「衣」ですが、多くの日本人は自国の民族衣装(和服)を自分で着る事ができませんし、そもそも和服を着る機会もありません。「住」についても伝統的な日本家屋に住むことはほとんどの日本人にとって不可能です。
しかし「食」であれば「衣」や「住」と比較して簡単に日本の文化や伝統を身近に感じる事ができます。
当社としては食育PIQをはじめとした様々な活動の中で子どもたちが「食」について豊かに触れる事ができるような機会を少しでも多くできればと考えています。
お問合せ先
企業名:株式会社global bridge HOLDINGS
部 署:広報PR室
担 当:石元
T E L :03-6284-1607(受付時間10:15~18:00)
F A X :03-6284-1608
E-mail:koho@aiai-group.co.jp
Twitter:https://twitter.com/globalbridgeCo
Instagram:https://www.instagram.com/gbhd_/
facebook:https://www.facebook.com/globalbridge21/
当ブログは執筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社の統一的な見解を示すものではございません。なお、当ブログに記載された内容は予告なしに変更されることもあります。当ブログは著作物であり、著作権法に基づき保護されています。当ブログの全文又は一部を著作権法の定める範囲を超えて無断で複製、翻訳、翻案、出版、販売、貸与、転載することを禁じます。