2020年度に開設したあい・あい保育園の施設長にお話しを聞き、順次紹介しています。第7回目は大阪市の鴫野駅前にある鴫野駅前園です。鴫野駅の周辺は開発が進んでおり2020年6月頃には駅前複合施設がオープン予定です。その際、駅直結のアクセス抜群の保育園になるところも注目です。

鴫野駅前の筆保まゆみ施設長の経歴をお聞きして、実にエネルギッシュな方だと感じました。まず保育士を志した理由がユニークです。「幼い頃、私は寺院が経営する保育園に通っていました。お寺のご住職が園長先生を兼任されていて、法要で我が家に来ると『大きくなったら、うちの園の保育士さんになってね』と言われて育ちました(笑)。そのせいか自然と保育士を目指したのですが、不思議な縁で保育士デビューは、その住職の経営する保育園だったんですよ。」と筆保施設長。

結婚後、ご主人の仕事の都合でニューヨーク生活を9年経験。ニューヨークでは、子育てをしながら近所のお子さんを預かり、子どもたちに日本文化を紹介するボランティアもしていました。

帰国後も、ご主人の転勤に伴ってあちこち引っ越したそうですが、パートで保育士を続けるなど仕事への情熱は失わなかったとか。「実は、単身赴任で保育園の園長先生をしたこともあるんですよ。子どもが大きくなった後ですけど。」と、さらりとおっしゃいます。

“キャリアも結婚も子育ても”というあたり前の選択がまだまだ難しかった時代の奮闘ぶりに頭が下がります。

今回、鴫野駅前園で新たなスタートラインに立った筆保施設長。「一人で100%やるのは無理でも、チームでやればお互いの穴を埋めて100%の保育サービスができるはず。」との言葉には重みが感じられます。

女性の活躍を支える保育園。働くお母さん、そして子供たちの気持ちを汲みとってくれる園として鴫野駅前園は、地域の心強い味方になってくれることと思います。

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