2020年10月1日に、当社の73番目となる保育園「あい・あい保育園 祐天寺園」が開園しました。渋谷から3駅にある祐天寺駅より徒歩3分という好立地にあり、園舎はできる限り広い保育室を確保するため3階建てとしました。

他にも大型プロジェクターや園児用の机と椅子を備えた部屋も備え、広いワンルームにして縦割り保育もできるなど、子どもたちの成長のためにさまざまな工夫が成されています。

あい・あい保育園は、自分の家にいるような気持ちで過ごしてもらいたいと、落ち着いたカラーを基調にしています

大好きだった先生の背中を追って保育士の道へ

そんな祐天寺園を任せられた倉島施設長は「当園の職員は30代から50代までバラエティに富んでおり、みんな経験豊かで優秀な保育士ばかりです。そんな職員と一緒に子どもたちの成長を見守り喜びあえる園にしたいと思います」と意欲を語ります。

そもそも倉島施設長が保育士になるきっかけとなったのは、ご自身が通っていた保育園にいらした或る先生の影響です。「私は保育園で泣いてばかりでした。でも“とこ先生”という保育士さんの事が大好きで、その先生のおかげで保育園に通っていたようなものです。子ども一人ひとりに寄り添うような優しい先生で、今も交流があるんですよ」と話されます。

“とこ先生”のようになりたいと保育士の道を選んだそうですが、こんなに長く保育の仕事を続けてこられたのは「自分には保育の仕事しかない」という信念から。きっと“とこ先生”の笑顔が心の奥に刻まれていたからかもしれませんね。

鏡に興味津々の園児。好奇心を尊重しながらそっと見守ります。

話し合うことで情報共有がスムーズになり、引き出しを増やす結果に

祐天寺園で大切にしているのは「話しあうこと」です。「忙しい日々の中でも、“話し合い”を重要視しています。私からは園の方針を伝えて共有することで園には統一感が生まれますし、職員間では子どもたちのよかった姿や保育の工夫などを伝えあう事で、保育の質が高まることに繋がります。」と倉島施設長。「先日もハロウィンが近いからそろそろ飾りつけを考えましょうよ、と職員の一人から提案がありました。すると、じゃあこんなのはどう?と自然に別の職員がアイディアを出してくれたりします」とも。話し合うことで信頼関係が生まれ、結果としてアイディアの引き出しを増やす結果に繋がっているのですね。

ミーティングは情報共有と信頼関係を築く大切な時間

さて、祐天寺園で最初に話し合ったのは“呼び名”だそうです。「下の名前で呼ぶか、苗字で呼ぶかをみんなで決めました。どっちでもいいのでは?と思うかもしれませんが、園のイメージにつながる重要案件だと思うんですよ(笑)」と倉島施設長。苗字だとしっかり感が出るし名前だと親しみ感が増すし…等々、保護者様にも意見を伺い、白熱した議論(!?)となったそうです。さて、結果は?「当園は家庭的な雰囲気を大切にしているので、下の名前で呼ぶことに決まりました。」と教えてくださいました。保護者様にも「親しみがもてるし、呼びやすくていいわね」と好評だそうです。

「保育園をとりまく環境は日々変化しています。当社に入社して、年齢に関係なく勉強し成長する大切さを改めて感じました。」とおっしゃる倉島施設長。最後に「子どもたちにとっては安心して過ごせる場所、保護者様にとっては安心してお子さんを預けられる場所。そして地域からも安心だねと言ってもらえるような保育園にしたいと思います」と語った言葉が印象的でした。