2021年4月に開園したあい・あい保育園(AIAI)の新園紹介、第3回目は「AIAI第二流山おおたかの森園」です。直井施設長、そして3、4歳児担当の五木田先生にお話を伺いました。

自然が残る、子育て世代に人気の新しい街「流山おおたかの森」

AIAI第二流山おおたかの森園は、東武アーバンパークライン、つくばエクスプレスの流山おおたかの森駅から徒歩圏内に位置します。園の周辺は、新しい街の雰囲気と、自然が豊かな雰囲気が両方あります。公園も多く、子育てがしやすい地域として近年人気が上昇しています。そのため、他県から転入する人が多くなってきています。

AINI BOX

AINI BOX第一号。遊びの幅が広がり楽しみ方も無限大

第二流山おおたかの森園の特徴の一つは、「AINI BOX」があることです。

AINI BOXは3階建てで、雨でも遊べる【雨天対応型園庭遊具】です。基本的な運動基盤の獲得を目的としています。取材の日も、子ども達が楽しそうに遊んでいました。1階には砂場、滑り台といった一般的な遊具だけでなく、なんと水車もあります。2,3階にも、ゆらゆら揺れるハンモックといった楽しい遊具がいっぱいです。遊びの幅が広がるため、五木田先生も「先生たちが想像してなかった遊びを子供たちが発案していくのがびっくりです。初めは遊び方がわからない子もいましたが、上の年齢の子が下の年齢の子に教えていて、今ではみんな楽しく遊んでいます」と改めて子どもたちの創造力に感心していました。

お昼寝前に子どもに優しく話しかける五木田先生

遊びを工夫して、子どもたちに生活のルールを

五木田先生は、現在3.4歳児を担当しています。小さい頃からの夢であった保育士になり、今年で2年目です。園児たちには、生活にメリハリをつけることやルールを守ることを覚えてもらうことを意識しているそうです。

「なぜそうしなければいけないのかをゆっくり説明してから、廊下を走っている子が多い時は『歩いて遊ぶゲーム』、着替えを畳むことを教えたい時は『お着替え誰が上手にたためるかゲーム』のように、子ども達が楽しんで生活のルールを学べるように工夫をしています。」と話す五木田先生。まだ開園してから2か月しか経っていませんが、少しずつ結果が出てきたみたいですよ。

インタビューに優しく答えてくれた直井施設長

教育熱心な地域性 「子どもの行動が育む力を把握する」

今回、新園の立ち上げという大役を担った直井施設長ですが、子どもたち一人ひとりの発達状況や性格まで把握されているそうです。これは、施設長としての役割を意識してのこと。

「子どもと愛着形成できるのは、保育士しかできない役割だと考えています。だからこそ、施設長の役割は、保育士を陰からサポートすることです。そのため、園全体を隅々まで熟知しておくことを意識しています。何かあった時に、子どもたちが『まずは一番に担任の先生に頼ろう』と思えるような信頼関係を、保育士と園児の間に築いてもらうことを目指しています」(直井施設長)

最後に、直井施設長に今後どのような園にしていきたいかを聞きました。「流山おおたかの森は、教育に関心が強い保護者が多い地域です。保護者に、あい・あい保育園としてできる事と、保育園が育てるべき子どもたちの力を説明し、保護者と話をすりあわせていくことが重要だと考えています。そのためには、保育士が一つひとつの活動の意味を考え、その活動によって何の力を育むことができるのかについて説明できるようになっていくこと。これがまず私たちの目指すべきところだと考えます。」と、柔らかな印象の中に、施設長として子どもたちと真剣に向き合っている強い思いを感じました。

文責:福西