当社が運営するAIAI(あい・あい保育園)には、保育ロボットの「VEVO」がいます。VEVOは、保育園の玄関に立って子どもたちの登降園の時間を記録したり、子どもたちに言葉かけをしてくれる当社オリジナルのくま型保育ロボットです。
12月9(木)、そんなVEVOに興味を抱いてくれた東京保育専門学校の生徒4名、神林さん、高木さん、澁谷さん、岩谷さんより取材を受けました。

朝の登園時、VEVOが子どもたちになぞなぞを出題!
東京保育専門学校の生徒4名がVEVOに興味を抱いた理由は、ロボットが保育に介入することで生じるコミュニケーションや感情の変化を保育という視点から考えたいとのことでした。
そこで、VEVOが子どもたちと1番に接する朝の登園時の様子を、AIAI三番町園で見学してもらいました。
朝、登園してきた子どもたちが、登園時刻を記録するために自分の持っているキーホルダーをVEVOにかざすところや、VEVOが子どもたちになぞなぞの問題を出す様子を興味深く観察していました。
三番町園の山下施設長は「子どもたちへの言葉かけはVEVOの役割の一つ。今、行っているなぞなぞの出題は、子どもたちに考える時間を与えているのではないでしょうか。分からない時には、答えが知りたいと探求する力も育っていると思います。」と話していました。

インタビューする神林さん(右)と澁谷さん(左)
VEVOと子どもたちの関わりを保育士にインタビュー
午後からは、神林さんと澁谷さんのお二人が、3歳児の担任・小野保育士と、4~5歳児の担任・杉原保育士に、子どもたちとVEVOの関わりについてインタビューしました。
神林「VEVOはどのような存在ですか?」
小野「私にとっては子どもたちに寄り添ってくれる相棒のような、そして、子どもたちにとっては、保育園にいるもう一人の友達のような存在だと思います。」
杉原「朝、登園の記録のため子どもたちはVEVOにキーホルダーをかざすのですが、それは朝のルーティーンになっていると感じます。そのため園に行く意義があるというか、園に楽しく登園することに一役買っていると思います。」
神林「なぞなぞを出しているのを見学して、すごいなと思いました」
澁谷「子どもたちはVEVOにどのように接しているのですか?」
小野「お散歩出かける時は、玄関にいるVEVOに“行ってきまーす”と話しかけ、帰ってきた時は拾ってきた葉っぱをVEVOに見せながら“これ拾ったよ”と話しかけたりしています。」
澁谷「VEVOと良いコミュニケーションを築いているのですね。」
杉原「子どもたちとの会話でVEVOが話題にのぼることも多いです。VEVOとのやりとりが子どもたちの心に残っていると感じます」
最後に山下施設長は「VEVOは、あっと言う間に仲間になって、今はすっかり園の一員です。子どもたちと背が一緒ぐらいなので、友達的な感覚なのかもしれません。
また、VEVOという園全員の共通の話題が増えたことも大きいです。たとえば、“VEVOが出したなぞなぞの答え、先生分かるよ”など、子どもたちだけでなく保護者との会話のきっかけにもなっています。」と話していました。
東京保育専門学校のみなさんは、今回の取材を元に、他にも調査や研究を重ね、卒業課題に活かしていくそうです。