園紹介の第7回目は「あい・あい保育園 太子橋今市園」です。

小規模認可保育園の「あい・あい保育園 太子橋今市園」は、太子橋今市駅から徒歩5分。関西のあい・あい保育園の中では一番北に位置し、天気のいい日には、元気な0歳~2歳の園児たちが琵琶湖から流れる淀川の河川敷でボール遊びやシャボン玉を楽しんでいます。
そんな太子橋今市園のことを橋本施設長と鎌田先生、小西先生に伺いました。

■他の保育園との交流も!小規模保育園だからこそ、よりアットホームに。

Q.太子橋今市園はどんな環境ですか?
橋本:園の周囲にはファミリー向けのマンションが多いですね。公園も比較的多いため、園児たちはいろんなところにお散歩に行きますよ。よく公園で、近くの小規模保育園さんとお会いするんですが、お互い行事にご招待したりして、交流も盛んなんです。

Q.そうなんですね!他の保育園さんとはどんな交流をされているんですか?
橋本:他の園の方との交流のきっかけは、園長会でお話をするようになったことなんですけど、例えば、昨年はハロウィンではお菓子をもらったり、簡単なゲームをしたりしました!

鎌田:こちらがご招待されて伺ったのですが、あちらの園長先生が魔女の恰好で迎えてくださって(笑)園児たちもちょっぴり怖がっていましたけど、お菓子をもらったり、いつもとは違うおもちゃで遊んだりして、楽しんでいました。

手作りの仮装で可愛くおめかし。

Q.それは楽しいハロウィンでしたね!
鎌田:はい(笑)特に園児たちが夢中になった手作りの壁面に飾れるおもちゃ があって、これはすごい!と思って、太子橋今市園でも参考にさせてもらって、作りました。園児たちはこんなおもちゃに夢中になるんだという発見もあって、わたしたちもいい勉強になっています。
今年はコロナの影響でそういった交流はできないですが、外出自粛が明け、園が再開してからは、お散歩のときに道ですれ違うこともあるんですが、「こんにちは~」と挨拶したりしていますよ。また、以前のように交流ができるようになれたらと思います。

園児たちに大人気の壁面手作りおもちゃ!動かしてみたり、ひっぱってみたり、興味津々です

Q.本当にそうですね。他園と交流することでたくさんの刺激がありますね。
橋本:小規模だからこそ、他園とのコミュニケーションが比較的とりやすいと思います。小規模保育園は2歳児までの受け入れなので、卒園したら、近くの保育園や幼稚園に巣立っていきます。子どもたちが地域の人や他の園に通う近隣の子どもたちと関わりを持つことはとても大切なことだと思うので、コロナが収束したら、引き続き交流の機会を積極的に作っていきたいですね。

■“保育士”として、常に学び続ける姿勢で活躍する小西先生

Q.東京のあい・あい保育園に異動して、経験を積んだ先生がいると伺いました。
橋本:小西先生です。彼女は新卒から太子橋今市園に入社して、今年4年目なんですが、半年間“あい・あい保育園 新大塚園”に異動して、また戻ってきてくれました。昨年は研修もたくさん行って勉強してくれて。当園の先生方は研修には積極的に参加しているので、報告会が追い付かないくらいでした(苦笑)

研修の内容をアウトプットし、保育士としての成長を

Q.そうなんですね!小西先生は異動でどんなことを学びましたか?
小西:入社してから、ずっと太子橋今市園で働いていたので、小規模園しか経験がなかったんです。けれど、異動先は月齢3ヶ月からの預かりを行っている大規模園だったので、3ヶ月の園児のお世話や0歳児の保育はすごく勉強になりましたね。
大阪を離れたことがなかったので、正直不安はありました。でも、思った以上に学びながら楽しく過ごせたと思います。

Q.小西先生が感じた園の違いは?
小西:小規模園は一人一人に関わる時間も長いのでアットホームで温かい雰囲気ですが、大規模園は幼児さんもいるのでにぎやかな雰囲気で子どもたち一人ひとり楽しんで保育園に来てくれている感じですかね(笑)大規模園の動きも学びましたし、本当に貴重な経験を積めたと思います!

Q.なるほど。ちなみに小西先生は昨年、どれくらいの頻度で研修に行っていらっしゃったんですか?
小西:(太子橋今市園所属の時は、)1ヶ月に1回は研修に行かせてもらいましたね。

Q.どんな研修の経験が保育に役立っていますか?
小西:5領域の言葉の研修ですね。今、1歳児を担当しているのですが、上手におしゃべりするのが難しいときもあります。言葉が伝わらない時はアイコンタクトを取ってみることが大切と学んで、すごくはっとしました!

0~2歳の子どもたちは思いを上手に伝えられない時でも、伝えたい気持ちはちゃんとあります。アイコンタクトを使って、コミュニケーションをとっていくことを今は実践するようにしています。

Q.園児たちの気持ちを大切にしているんですね。今後、施設長は先生方をどんなふうに育てていきたいですか?
橋本:そうですね。小西先生は東京の経験もありますし、とても素直なので、これからもたくさんのことを学んで、自分の保育を見つけてほしいと思います。
鎌田先生は太子橋今市園の先生の中では、一番長く働いてくれていて、地域のこともよくわかってくれているので、これからも若手を率いてくれたらと思います。
園全体としては、コミュニケーションを大切にして、お互いのことを分かり合えるような環境のいい職場でありたいですね。
そういう環境の中で1年目の職員から10年のキャリアをもつ職員もいるので、お互いを刺激しあって、良い保育を実行していけたらと思います。

他園との交流や地域の人との交流を通して、園児の「人とのかかわり」を大切にしている“あい・あい保育園太子橋今市園”。インタビュー中も、職員が連携してフォローしあっているのが印象的でした。
保育士としての成長を温かく後押ししている橋本施設長の元、先生同士の仲の良い雰囲気は園児にも伝わっているかもしれませんね。

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