絵本「びーぼ」

保育ロボットびーぼが登場する絵本「びーぼ」が完成しました。11月15日に発売となりますが、Amazonでも既に予約が開始されています。

保育園の中で実際に起こりがちな出来事を題材に、園児(こうちゃん)と保育ロボット「びーほ」が失敗を重ねながら色々なことを学んでいく姿を描いています。絵はファッションホイールデザイナーの片岡 達也さんにお願いをしました。片岡さんのファンはその絵柄を見て驚かれるかもしれませんね。

保育ロボット「VEVO」と「びーぼ」

びーぼ

びーぼ

posted with amazlet at 19.01.02
さだまつ じょう
あっぷる出版社
売り上げランキング: 475,726

実はこの保育ロボット「びーぼ」は「VEVO」という名前で実際に存在します。

当社の東池袋園で玄関に立ち、子どもたちの送り迎えをしているところがテレビでも放送されていますから、知っている方もいるかもしれません。

もともとVEVOのデザインをしていただいたのが片岡さんで、その片岡さんに今回の絵本の絵をお願いをしています。公式サイトでは絵本に使われている絵を見ることができますから少し覗いてみてください。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」

2018年改定の「保育所保育指針」では、養護に関する記載を総則に盛り込むなど保育施設における養護を強調する一方で、保育施設を教育機関と捉え教育、特に非認知能力の育む取り組みを重要視しています。

他にも今回の指針改定で変わった部分は多いのですが、そのひとつに「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」の追加があります。

健康な心と体
自立心
協同性
道徳性・規範意識の芽生え
社会生活との関わり
思考力の芽生え
自然との関わり・生命尊重
数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
言葉による伝え合い
豊かな感性と表現

保育所保育指針解説の中では『実際の指導では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が到達すべき目標ではないことや、個別に取り出されて指導されるものではないことに十分留意する必要がある』としながらも、『各保育所で、乳幼児期にふさわしい生活や遊びを積み重ねることにより、保育所保育において育みたい資質・能力が育まれている子どもの具体的な姿であり、特に卒園を迎える年度の後半に見られるようになる姿である』と記載されています。

絵本「びーぼ」はシリーズ化を検討していますが、それぞれの絵本の内容にこの「10の姿」からいくつかを選び絵本のテーマとしています。ちなみに第一弾は以下の3つをテーマとして選びました。

協同性
道徳性・規範意識の芽生え
社会生活との関わり

どの様にこの3つが盛り込まれているのかはここでは解説しませんが、現場で保育を実践されている方々には是非、この絵本を読んで感想を聞かせていただきたいと思っています。(もし良かったらAmazonのレビューに書いてください!)

最後に絵本に書かれている「あとがき」をご紹介してブログを締めたいと思います。

「VEVO(ヴィーボ)」は、子どもたち一人ひとりを理解するために開発された、実在するロボットです。絵本の中で「VEVO」は「びーぼ」として、子どもたちと一緒に遊びながら学び、見守り、成長していきます。昨今、未就学期の教育の重要性がますます注目されています。国が定めた保育園と幼稚園の方針には、小学校への就学を意識した「幼児期の終わりまでに育ってほしい(幼児の具体的な)姿」として10の取り組みがあります。この絵本では、そのうちの「協同性」、「社会生活との関わり」、「道徳性・規範意識の芽生え」を盛り込みました。

園の中でおこりがちなシチュエーションごとに、園児のこうちゃんが「今から自分が起こす行動は、相手にとってはどういうことなのか」、「自分と同じ気持ちなのか、違うのか」、「それは善いことなのか、悪いことなのか」について、失敗を重ねながら学んでいきます。相手の立場に立って考えることは、社会生活を営む上で必要になるとても大切な力ですから、びーぼシリーズの第1作目として選びました。


お問合せ先

企業名:株式会社global bridge HOLDINGS
部 署:広報PR室
担 当:石元
T E L :03-6284-1607(受付時間10:15~18:00)
F A X :03-6284-1608
E-mail:koho@aiai-group.co.jp
Twitter:https://twitter.com/globalbridgeCo
Instagram:https://www.instagram.com/gbhd_/


当ブログは執筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社の統一的な見解を示すものではございません。なお、当ブログに記載された内容は予告なしに変更されることもあります。当ブログは著作物であり、著作権法に基づき保護されています。当ブログの全文又は一部を著作権法の定める範囲を超えて無断で複製、翻訳、翻案、出版、販売、貸与、転載することを禁じます。