8月20日(金)に、global bridge HOLINGSの2021年12月期第2四半期決算説明会が開催されました。コロナ禍のなか、機関投資家の方々はオンラインでの参加となりました。

まず、当社社長・貞松成より2021年12月期第2四半期決算について説明がありました。

当社の2021年12月期第2四半期決算の概要説明の要点は以下の通りです。

  • 直営施設の新設は、認可保育園6施設、多機能型事業所1施設

認可保育園の新設は前年度の19施設から減少したため、営業外収益(施設開設補助金)が減少するも、営業損益は大幅な改善(△9億4100万円→△3億7500万円)となっていることから事業基盤の強化につながっているとの説明がありました。

  • セグメントの組替・名称変更

各事業のサービス内容や特性を踏まえ、セグメントの組み換えを実施しました。児童発達支援事業所「にじ」は、多機能型施設・児童発達支援・放課後デイサービスを行う「AIAI PLUS(あい・あいプラス)」へと業態を転換させました。今後、AIAI(あい・あい保育園)との連携をさらに強化していきます。また、保育向けICTサービス「Child Care System」を扱う株式会社social solutionsは、名称をCHaiLD(チャイルド)に変更し、ICT事業よりテック事業へと業態を変化させていきます。

  • コロナによる預け控え影響も増収—21年第2四半期決算

新型コロナウイルス感染拡大による預け控えなどにより、0歳児の入園が想定を下回ったため売上高に影響しました。しかし、施設数の増加と既存施設の充足率向上により、前年の同期と比べ増収になりました。0歳児の入園も5月以降は回復傾向にあります。また、職員配置の適正化等により営業損失を改善させたものの、新規開園数の減少により経常利益は減益となりました。

 

貞松は第二四半期の概況について「補助金の受取額が大幅に減少したものの、営業損失を改善した結果、黒字を確保しました。また、定員数を増加に伴い園児数も増加、さらに在籍率もほとんどが9割前後となっています」としたうえで、「AIAI PLUS事業については順調に増加推移しており、今後は特別支援教育のニーズがより高まっていくことから、稼働率もさらに高まると予想されます」と説明。今後は、AIAI PLUSを主力事業として注力していくとし、認可保育所事業と同じく首都圏や大阪圏を中心に、まずは千葉県から展開していく方針を明らかにしました。

下期に予定されている主な取り組みとしては、CHaiLDが手掛けるChild Care Systemをリプレース中であり、来年1月に本格リリースに向けたシステム構築を継続します。新生Child Care Systemでは、既存の保育における業務効率化機能に加え、園児一人ひとりに合った保育=個別最適化された保育を提供するための機能が高めます。

また、保育士のスキルアップに寄与するオンデマンド教材の拡充、Child Care Systemの営業基盤の強化など、EdTech企業への進化に向けた基盤づくりを進めていきます。

質疑応答では「動画オンデマンド教材の状況はどうでしょうか?」などの質問がありました。

貞松からは「絵本の読み聞かせひとつとっても、年齢別に読み聞かせポイントが違います。上半期で3割ぐらい終了し、下半期は残りを急ピッチで進めていきたいと思います」と回答しました。

2021年12月期第2四半期決算説明会の資料はこちらからご覧になれます。