AIAIグループ株式会社は、2022年6月開催の第7回定時株主総会を初めて「場所の定めのない株主総会(バーチャルオンリー株主総会)」で開催いたしました。
当日の動画
ご質問とその回答
株主の皆様からいただいたご質問とその回答について、時間の都合上お答えできなかったものも含め、要旨を公表いたします。
- ご質問は株主様のお名前を伏せて表記しています。
- 内容につきましては、ご理解いただきやすいよう、部分的に加筆・修正をしております。
Q1.
今回の新株予約権の発行について社長の考えをお聞きしたい。既存株主は希薄化を受けるがどのように考えているか。
A1.
新株予約権が行使されると、ご質問にある通り、既存株主の権利や株価は下がるといった影響を受けるのが一般的です。しかし、今回の第6回、第7回、第8回新株予約権の発行のうち、第7回及び第8回新株予約権については、今後3年間における当社株価の目標水準として、段階的に1,000 円から 1,500 円に設定することによって、既存株主の権利や株価の希薄化に配慮しながら自己資本を増強することが可能な設計としておりますので、既存株主の権利や株価の希薄化は極力抑えることができると考えております。
当社グループは、待機児童問題が解消に向かいつつある一方で、発達障害児数が増加傾向にある中、認可保育所AIAI NURSERY の運営のみならず、児童発達支援AIAI PLUS の積極展開、保育 ICT システムの「Child Care System」など、他事業の収益性を向上させて企業価値の向上を図るため、設備投資による店舗数の拡大やシステムの追加開発を積極的に行っていく考えです。そのため、今回の資金調達により得た資金は、Child Care Systemへのシステム投資及びAIAI PLUSの新規開設資金のために使用する予定です。
キャッシュフローのある既存事業は、これまで展開していることもあり見通しも立てやすい事業です。同時に、将来の成長に向けた今後の資金需要を見越して、自己資本比率を徐々に上げていき、安定的に成長していきたいと考えています。
Q2.
決算について、社長はどのように評価しているかお聞きしたい。
A2.
前期の決算については15ヶ月決算のため単純比較は難しいですが、約120億円の売上、経常利益は4億6,000万円ですので、一定の利益は残せたと考えております。前々期と比較した場合のポイントの1つとして営業損益が改善しました。
今期に関しては、AIAI NURSERYは、新規出店が落ち着いたこともあいまって黒字化を見込んでいます。一方で、障害児保育AIAI PLUSへの投資は継続するため、早期に全店舗を黒字化できるように、出店数を見極めながら、できる限り投資を行い、成長していきたいと考えています。
Q3.
株主優待制度などの株主還元は行わないのか。
A3.
当社はこれまで、事業規模の成長こそが最大の株主還元であるという考えのもと、積極的な投資を行ってきましたので、配当は行っておりません。この方針には当面変更はありませんが、その他の還元策については、引き続き多角的に検討してまいります。
Q4.
現在の株価水準はどのように考えているか。その対策はどうされるか。
A4.
株価は株式市場からの評価であり、多角的な要因によって形成されるものでありますので、当社からのコメントは差し控えさせていただきます。当社としては、引き続き業績の向上に取り組むとともに、引き続き成長市場である障害児ケア施設の展開を中心に、企業価値を高め、投資家の皆様に当社の事業性や強みを訴えていきたいと考えています。
以上
【配布資料等】
※第7回定時株主総会招集ご通知における法令及び定款に基づくインターネット開示事項
貞松成代表取締役社長兼CEO コメント
今回初めて、「場所の定めのない株主総会」(バーチャルオンリー株主総会)の方式で定時株主総会を開催しました。
「産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律」(2021年6月16日施行)に伴うもので、日本国内でも先行事例は少なく当社としても新しいチャレンジとなりました。
ご参加された株主の皆様はじめ、多くの関係者のご支援により、滞りなく進行できたことに厚く御礼申し上げます。引き続き「人口問題の解決」に向けた事業を展開し、「AIAIに任せれば問題ないよね、大丈夫だよね」と言ってもらえるようなグループであり続けたいと考えています。創業当時の思いは、着実に実現に向かっていると思っています。
株主の皆様におかれましては、ぜひ引き続きのご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。