令和2年8月26日(水)、あい・あい保育園東池袋園にて、高際副区長を含む豊島区職員による「CCS SENSOR」の視察と園の様子の見学が、新型コロナウイルス感染防止策を講じた上で行われました。

「CCS SENSOR」とは、当社運営のあい・あい保育園が導入している午睡チェックセンサーシステムです。お昼寝中の乳児のおむつに取り付けるクリップ型の小さなセンサーで、うつ伏せ寝の検知や午睡チェック表の自動記録、皮膚温度や呼吸に伴う体動数を検知し、そのデータをCCS PROに自動集約。園児の安全を見守っています。

保育ロボットVEVOもお出迎え

当日は、0歳、1歳児のお昼寝時間(12時30位~)に合わせ、高際副区長をはじめ、豊島区子ども家庭部の澤田部長、樋口保育政策担当課長の3名が来園されました。

さて、東池袋園の入り口には保育ロボット「VEVO」がいるのですが、保育支援システム「CCS PRO」と連動して午睡チェックのサポートも行っています。高際副区長は興味を持ってくださったようで、自らVEVOに話しかけてくださいました。

 

 

VEVOの説明をする髙山施設長と高際副区長

お昼寝中の乳児室でセンサーによる午睡チェックを視察

東池袋園の給食室での食育の様子や保育室での子どもたちの元気な様子を見学。さらに「CCS SENSOR」を使ってお昼寝チェック中のスタッフの様子を視察されました。

気持ちよさそうにお昼寝している子どもたちを起こさないよう注意しながらも、センサーから送られてくる午睡の記録をタブレットでチェックする様子などを熱心に視察。

高際副区長は「実際に見て、午睡チェックの大切さと共にチェック業務の煩雑さに驚きました。センサー導入で安全性が高まり、なおかつ保育士業務の負担軽減に役立つのですね」と感想をおっしゃっていました。

CCS SENSORでWチェックする様子を熱心に視察

CCS SENSORについて、開発の背景やメリットをご説明

そもそも、「CCS SENSOR」が開発された一番の理由は、乳児のうつぶせ寝の危険防止をはじめ、午睡時の事故を防ぎたいという思いからです。加えて、煩雑な午睡チェックの手書きの記録をデジタル化することで、保育士の業務負担を軽減したいという背景もあります。

資料をみながら、堀口が高際副区長に説明

見学後は、センサー担当の堀口からCCS SENSORについての詳細を説明させていただきました。中でも「センサー任せにするのではなく、人の眼(保育士)とセンサーのWチェックで万が一の午睡事故を起こさないようにするものです」と強調。髙山施設長も「人のチェックだけではうっかりミスは防ぎきれません。センサーのサポートを受けることで、たとえば、寝起きの園児に気を取られたことで起きるヒヤリハットも防げます」という一言は、現場からのリアルな意見として捉えていただけたのではないでしょうか。

今回、保育の現場を知っていただくという貴重な機会を得られたことに感謝しつつ、視察待遇を無事に終えることができました。