AIAI Child Care株式会社が運営する認可保育園「AIAI NURSERY」の園児たちも取り組んでいる幼児向けの思考教育プログラム「IQパズル(いっきゅうぱずる)」の初めての全国大会(主催:株式会社CHaiLD)が11月30日、東京都内で開催されました。
大会には、首都圏から3~5歳児クラスの子どもたち35人がエントリーし、日々の学習の成果を発揮して頑張る姿が見られました。
初めての全国大会 35人の子どもたちがエントリー
IQパズルは、全国2,000以上の教室で導入されている小中学生向けの頭脳トレーニング講座「パズル道場」を基に幼児向けに開発された算数講座です。
「覚える」よりも「考える」ことを重視したプログラムでは映像やプリント、オリジナルの教具を使って、量的感覚、空間認識能力、仮説検証力といった、いわゆる「非認知能力」を育むことができます。
レベルも30級から1級まであり、子どもたちがそれぞれのペースで楽しみながら進めることができるようになっています。
初めての全国大会で出題される問題は最も難しい1級レベル。普段から保育園やおうちでIQパズルに取り組んでいる子どもたちの力試しの場になりました。
この日は、保護者の方々と一緒に会場入りした出場者の子どもたち。
ちょっと緊張気味の表情でした。
開会式では、主催の株式会社CHaiLD・貞松社長があいさつで、これからの社会をになっていく子どもたちの成長に欠かせない力として、思考教育の大切さを説明しました。
「幼児期は唯一、子どもの能力や環境に合わせて教育を提供できる期間です。IQパズルなどの思考教育プログラムを通じて考える力が身につくと、自ら目標を立て、目標と現実の差を認識して、それを乗り越えていくための計画を立てることができるようになります。私は、こうした考え方と努力をもって、子どもたちが夢や目標に一歩ずつ近づいていき、その過程でいろんな人たちと協力しながら成長していくものだと考えています」
いっぱい正解してスタンプを集める「スタンプラリー」
開会式が終わるといよいよ最初のプログラムがスタート。
最初は、10カ所に置かれたプリントから自由に選んでプリントに書かれた問題を解き、正解したらスタンプ(シール)をもらえる「スタンプラリー」です。
スタンプを多くもらえた人ほど、高得点が狙えます。
<正解すると花マルとシールがもらえます。正解したら次の問題へ>
ブロックを頭の中で動かして 一瞬で回答
2種目目は「集中チャレンジ」。
向かって正面の壁に映し出される問題の答えを考えて、手元の解答用紙に答えを書きます。
さまざまな形に立方体のブロックを積み上げた2つの図を見て、ブロックの数の少ない方、または多い方を答える問題、二桁の足し算の問題などが映されました。
例えば、上の写真のような立方体ブロックの数を比べる問題。
ブロックの数を一つずつ数えていくと時間がかかってしまいます。
しかしIQパズルに取り組んでいると、飛び出しているブロックを頭の中で数えやすい場所に動かすことができるようになります。
「どのブロックを動かせばよいか」という着眼点や注意力、そして頭の中でブロックを動かして形をイメージする空間認識能力が鍛えられるのです。
普段からこうした問題に取り組んでいる子どもたちは、ほとんどの子が問題を見てから一瞬で答えを書き込んでいました。
かつてない難問 「ひも通しグランプリ」
最終3つ目の種目は「ひも通しグランプリ」。
4×4=16個の穴が空いた正方形の木のボードと、2本のひもを使って、スライドに映されたお手本通りの形を作っていきます。
「ひも通し」も子どもたちが普段からやっているプログラム。
ところが、今大会の出題はかなり難問。
全部で3つの問題が出ましたが、制限時間内にすべての形を作ることができた子はかなり少数。観客席ではパパやママにもチャレンジしていただきましたが、大人でも難しかったようです。
最終チャレンジで初代IQクイーンが誕生!
さて、3つの種目を終え、総合点でトップの得点を獲得した子が2人、この2人に続く得点を獲得した子が4人いました。
順位を決定するために早押し方式の「最終チャレンジ」を実施。
最終チャレンジの結果、第1回大会の上位3人が決定!
初代のIQパズルクイーンとなった、けいよしかさんは「IQパズルはいつも楽しい。(優勝できて)とってもうれしい。ママと一緒に喜びたい」と少し照れながら話してくれました。
わが子の頑張りを見守った保護者の方々からは「子どもの成長を感じることができた」「難しい問題が解けるんだとびっくりした」といった声も聞かれました。
来年には第2回大会が開かれる予定です。