母店施設長紹介 AIAI NURSERY四街道めいわ
interview
AIAI NURSERY四街道めいわ
母店施設長 田中由華里
- 経歴
- あい・あい保育園四街道めいわ(現・AIAI NURSERY四街道めいわ)に施設長として着任(現任)
- 施設長ライセンス取得
- 社内推薦により星槎大学大学院(専門職大学院)入学
- 母店施設長昇格
- 星槎大学大学院修了、教育修士
離職を抑える工夫
- 残業の削減
- 「必要のない業務をなくす、簡略化する、仕組み化して属人化させないようにする、といった取り組みを行っています」
- 我が事化(オーナーシップ)
- 「正社員でもパートさんでも、施設全体が課題や業務を『我が事』として取り組み、同じ気持ちで向かっていけるようなマネジメントを意識しています。勤務時間が短いパートさんであっても『お手伝い』で終わらず、責任を持ってもらうことで仕事にやりがいを感じてもらえるようにしています。実際に意識が変わり、今では活動のリーダーを担ってくれるようになったパートさんもいます。それによって正社員の精神的な負担も軽減されているのではないかと思います」
自ブロックで質が高いと思うところ/マネジメントの工夫
- 離職率が低く、職員が育つ
- 「離職率が低く、長く在籍するので職員が育ちやすいと思います」
- 園児の充足率が高い
- 行政監査での指摘がない/インスペクトA以上
- 大きな事故が少ない
- 「全体のマネジメントの工夫として、初めての行事や新たな取り組みをするときは、『まず私が一度やってみて、それを他の職員やブロック内の施設長に見てもらい、最低限必要なツールを作るなどして仕組み化したうえで現場に任せる』という方法をとるようにしています。たたき台を提供するイメージですね。全くのゼロからだと混乱したり、トラブルが起きたりするリスクが高いですが、手がかりを提示することでスムーズに進むことが多いです。その後はやってみて改良したり、変更したり、というのは現場の意見を尊重します」
- 「大学院で学ぶ機会をいただき、たくさんの論文を読んだり、論文を執筆したりする経験をさせていただいたことで、これまでは知識や経験だけで話していたことを根拠をもって論理的に検討し、伝え方にも気を配りながら伝えることができるようになってきました。自分が伝えたいことを多くの人に理解してもらうには、論理的に考えて伝えることは、とても大切だと感じています。また、これから施設長ライセンスや大学院に進学する施設長をサポートすることができるかなと思います」
人材育成
- 各自の能力の最大化
- 「どんな人にも得意なことや弱みがあります。各自の持てる能力を最大限に発揮してもらうには、のびのびと安心して働ける環境が必要だと思います。具体的には私自身はもちろん、ブロック内の他の施設長や主任、副主任など誰に対しても、どんなことでも相談しやすい雰囲気づくりを心掛けてもらうようにしています」
- 共育の効果
- 「新卒の保育士など、経験が少ない職員には共育担当の職員が付きます。共育担当は副主任か、次に副主任になってほしい職員にやってもらいますが、共育担当になった職員はぐんと成長します。まさに『共に育つ』のを実感します。ですから、全員で『共に育つ』ようなブロックにできればと思っています」
キャリア/母店施設長のやりがい
- 他の施設長や職員の相談に乗ることで、その方の役に立つことができ、自身も成長できる
- 「他の施設に出向き、施設長をはじめ職員と直に接することは、私自身にとっても大きな学びになっています。また、NURSERY会議に出席し、他の母店施設長、マネージャー、経営陣などのお話を直接聞くことができるので、より大きな視野で保育をとらえ、考えるきっかけを得ることができていると思います」
母店とそうではない施設の違い
- 母店にはスキルの高い職員が多い
- 「母店は総じて運営が安定しており、保育の専門性、知識、技術、人間性において高いレベルの職員が多いと感じます」
- 職員間で適切な役割分担ができている
- 「母店では、施設長や主任などに業務が集中する、ということは少なく、経験やスキルに応じた役割分担ができているのではないかと思います」
- 知識・経験・判断力
- 「保育はもちろん、組織運営といったマネジメントに関しても、それ以外の施設に比べて、母店施設長は知識や経験、判断力に秀でている方が多いと思います。そのためか、保護者の方々としっかりとした信頼関係を築いており、新たな試みを行うなどの際にもスムーズだったり、リスクを先読みして対処したりといったことができるのではないかと思います」
母店になってからの変化
- 母店職員の意識向上
- 「母店の職員として主任、副主任、一般職員も、他の施設の手本になろうという意識が生まれていると思います。また、私自身は母店施設長となったことでより大きな責任を感じる一方、他の施設を見られるため比較対象ができ、自施設を含めてさまざまな状況を客観的に分析できるようになり、他の施設長や職員に比較分析をしたうえで話すことができるようになりました」