2025年

AIAIグループでは、次世代の保育・療育を担う人材を育てるために、海外研修を行っています。2025年11月、保育士5名と理学療法士1名の計6名がカンボジアを訪れました。

1.研修の目的

「日本と違う環境で、子どもたちへの教育や先生たちの仕事にどんな違いがあるの?」を肌で感じることが一番の目的です。限られた道具や制度の中でも、現地の先生がどんな工夫をしているのかを学び、日本での保育・療育のレベルアップにつなげることを目指しています。

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2. 事前の準備

渡航前の9月には、オンラインでカンボジアの教育制度や国の状況について事前に学びます。「単なる見学」で終わらせないよう、学校ではどのようなことに困っているのか、貧困はどこからくるものなのか等、自分なりの疑問を持って現地へ向かいました。

3. 現地での活動(シェムリアップ近郊)

5日間で、幼稚園や小学校、特別支援学校など計8カ所を巡りました。

・幼稚園・小学校視察 手作りの校舎や限られた資源の中で、子どもたちがどう学んでいるかを見学し、現地の先生にインタビューを行いました。

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・多様な学び 地域の幼稚園・小学校だけでなく、学費無料の日本語学校や、特別な支援が必要な子どもたちが通う学校を訪問しました。様々な場所を訪問することで、教育環境の差や地域のつながりの違いが都市部と農村部では異なること等が見えました。

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・文化を知る 水上集落やアンコールワットも訪れ、カンボジアの歴史や文化背景を学ぶことで、ヒンドゥ―教や仏教をもととする心の豊かさがカンボジアの人々には感じられました。一方で内戦の傷跡や、国の経済の状況が子どもを取り巻く環境の貧しさにつながっていることもわかりました(アンコールワットの入場料の一部は子ども病院の資金になっています)。

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4. 帰国後のステップアップ

帰国後、メンバーは現地での気づきをレポートにまとめ、2026年1月の施設長会議で発表しました。「経済が与える影響」「保護者との協働の在り方」「皆で体を動かすことの大切さ」「子どもの安全の認識の違い」といった新しい視点が、日本での日々の保育に活かされています。

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2024年

2024年AIAIグループのカンボジアフィールドワーク研修は、AIAI NURSERYの保育士4名、AIAI NURSERYの栄養士1名、AIAI PLUSの作業療法士1名の計6名が参加しました。

成田空港から5時間、ハノイ空港で乗り継ぎ2時間でシェムリアップ国際空港へ到着。その日はホテルへ泊まり1日目は終了。

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2日目の午前は当社が校舎の寄贈をおこなった「サスダムAIAI幼稚園」の校舎見学に。幼稚園は小学校と併設されており、特別支援学級も外から見学をさせてもらいました。身体障害を抱える子どもたちが横になる前提で椅子はなく、床が硬そうなタイル張りになっていました。

給食は提供されておらず敷地内に駄菓子屋があって子どもたちが利用します。スイカの皮があったのを見た研修生が質問をすると、畑で育てたスイカを教材として使ったという話が出ていました。

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午後はAIAI NURSERYやAIAI PLUSで学習教材として使っている「IQパズル」を提供し、学習効果の実証実験をおこなっている「ポーク小学校」へ。

授業が終わったところに到着したため、外にいた子どもたちに囲まれ、熱烈な歓迎を受けました。言葉を使ったコミュニケーションではなく、ジェスチャーなどで意思疎通をしながら子どもたちとやり取りをする研修生たち。

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「ポーク小学校」でIQパズルの学習風景を見学すると、ミニティーチャー制が機能しており、子ども同士で学習理解を深めていました。

学習に対して「やらされている」様子は全くなく、積極的に学んでいる様子が印象的でした。

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3日目はトンレサップ湖の水上小学校を外から見学。

船では小学生くらいの子どもが乗客の世話をしたり、労働に加わっている姿を目の当たりにしました。

水上生活のため教育の必要性を感じない人が多いのだとガイドの方からの話がありましたが、働いている子どもたちは笑顔がなく、労働から解放されたカワウソ釣りの最中に楽しそうな様子を見せていました。

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3日目の午後は現地ガイドとアンコールワットを見学し、オールドマーケットへ社会科見学に。値段が書いていないマーケットでの買い物を体験しました。

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最終日の4日目は「スナソン幼稚園」へ。

この幼稚園ではWFPによる朝食提供がおこなわれており、朝食を食べるために楽しみに学校に通っている子どもたちがいるという話を聞きました。

また、年中の子どもたちの部屋がなく、金網で囲まれ、トタン屋根をつけた建物で勉強をしていました。

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学びの環境には恵まれていない中でしたが、子どもたちは集中して授業に参加していました。朝ごはんを食べてから一日が始まることで、集中して勉強に取り組むことができるそうです。

いっぽうで、ビタミンやミネラルといった栄養素を摂る機会が少なく、栄養バランスの良い給食の提供に課題を感じました。

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今回の研修で、学びに対して意欲的なカンボジアの子どもたちを見て、子どもたちの好奇心や興味を引き出し、研修生のそれぞれが子どもたちの笑顔になる場所を提供したいという想いを強くしました。

選択肢が沢山ある日本の子どもたちは恵まれていること、環境に恵まれなくても子どもたちは笑顔で学ぶことができること、別々の施設で働く社員と意見を交わしながら学べたことを、自分の働く施設で活かしていきたいと語ってくれました。

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