共同作業は、事前のルール化が大事!! ~動画分析の苦労話(1)~

こちらのブログで、保育実践のビデオを分析する事前準備についてお話ししました。実際にビデオを分析してみた感想(実際は、苦労話)をご紹介させていただきます。

 

実際の分析作業では、動画に収めた「子どもたちの遊び」のシーンを漠然とみていくのでは用をなしません。あらかじ少数のサンプルを視聴して、どういう行動が生じるかを確認します。そして、その事前の観察を踏まえて、子どもたちの遊びや保育士の行動から、ターゲットにする行動をいくつか選び出します。今回は、子どもの遊びを4つ、保育士の行動を2つ選びました。

実際のビデオの分析では、一人ずつの画像を観察し、どの行動に当たるのかを、前回ご紹介したELANというソフトウェアを使って注釈付けしていきます。最終的には、各行動の回数や行動時間等の統計を取っていきました。

ビデオの分析というのは、本当に集中力を要します。子どもたちが取る行動というのは常に変動しており、例えば「1」という記号を付した行動を取っていたと思ったら、実は途中から「2」を目的とした行動に切り替わっていたということもあります。もっと難しいのは、途中で、別の遊びが加わるというパターンで、本当に判別に苦心することも多々ありました。「賽の河原」と言う言葉が、頭をよぎったことは一度ではありません。

さらに、他の担当者との分析認識の差異を確かめる為に、各々が担当した動画をお互いに一部分析し、一致性を確かめることも必要です。分析し始めの頃は、認識に大きな差異があり、同じ目線にすり合わせるのに苦労したのを覚えています。しかしこれにより分析精度が大幅に向上し、統計的解析に耐え得るデータ化ができたいのではないかと自負しています。

このように保育実践のビデオを本格的に分析、解析していくことは、「時間を食う」作業です。とはいえ、その分、この方法でしか獲得できない重要なインサイトを得ることができるので、苦労のしがいもあります。この研究の成果を、保育の深い理解につなげ、さらに弊社の各サービスの改善に繋げていこうと思っています。

このようなサービス展開を構想していますCCSシステムにご関心をもたれたら、是非、こちらまでお問い合わせください

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